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運輸安全委員会事故調査報告書【H27年8月27日公表】

投稿日時:2015-08-27 00:00:28 (1054ヒット)

【鉄道事故:1件】

番号 事業者、事故種類、発生日時・場所 事故概要 原   因
○東日本旅客鉄道株式会社
○列車脱線事故
○H26.12.18(木)1時36分ごろ
○長野県長野市
○篠ノ井線 桑ノ原信号場~稲荷山駅間(単線)
塩尻駅起点 62k019m付近
中央線名古屋駅発信越線長野駅行き6両編成の特急列車が速度約80km/hで走行中、列車前方の線路内に立ち入っている男性及び列車の進路を支障した状態で横向きで停止している自動車を認め、直ちに気笛を吹鳴し非常ブレーキを使用したが間に合わず、列車は自動車と衝突し、停車した。 車両を点検したところ、1両目の前台車第1軸がレールの左側に脱線していた。
この事故による死傷者はいなかった。
○ 本事故は、谷川踏切の約100m塩尻駅寄りの線路内に、自動車が列車の進路に対し横向きで停止していたため、運転士が非常ブレーキを使用したが間に合わず、自動車と衝突したことにより、列車が脱線したものと推定される。
自動車が線路内に停止していたことについては、現場付近で特定の方向から自動車が進入した際に、誤って線路内に進入する可能性があると考えられる谷川踏切又は旧長谷街道踏切から自動車が進入して線路内を走行し、衝突現場で停止していた可能性があると考えられるが、両踏切にはカメラの設備がなく、目撃者もいないこと、また、自動車運転者からその点に関する口述を得ることができなかったことから、詳細を明らかにすることができなかった。

参考資料 (JR東・篠ノ井線)